2014年03月

営業時間のお知らせ

3月22日は午後1時より営業、

3月23日は午後2時より営業です、宜しくお願いします。

高やんの独り言其の9

音楽の再生と言う作業のお話ですが、

  レコード盤収められた音源を針で拾う、ノスタルジックに感じられる方もいらっしゃるかも知れません、

プレスされた時代にマッチするカートリッチ選びもまた、楽しゅう御座います。

レコード盤に針をおろす瞬間がまたたまりません、40年代から50年代のジャズを聴くことが多く、当時

人々の生活や感慨を思い浮かべながら聴くのもまた一聴~

オーディオは年代物ばかり60年代のアンプも現役で頑張ってます、修理をしながら永く付き合えるのも

古い製品だから、今のオーディオ製品を見ても触手が働きません、MP3もなかなかいい音ですが、

そこには趣味性が無いようで寂しいですね。IMG_1258.JPGIMG_1259.JPG

 

高やんの独り言其の8

1本のバンブー・ロット

 力を入れずに、バックへ送り出すようにしてラインを伸ばす、スピードはでないんですがラインは落ちない

そこからやはり力を入れず、見えないゴムでつながってるかのようにフォアードへロットを持ってくる。と、

今度はラインが意志を持ってるかのように、水面と平衡にするすると伸びていく。

竹竿は振ってはだめなんですよね、バックとフォワードそれぞれでティップをかるく突き上げるようにすると

ラインが伸びていく、使う人によって生きも死にもする、扱いづらい竹竿を操れる事は大人のフライ釣り師

の象徴でした。僕は国内のビルダーの竹竿を使うようになりました、選ぶ基準は「ビルダーの人間性が好きか

どうか」竹竿は人間が作るものだからそう言う動機でもいいと思いました、作り手の思いと使い手の思いが一致

する事が大切だな~なんて、自転車に例えるとグラファイト・ロットはカーボンフレーム、バンブー・ロットは

クロモリフレームってな感じです。

4本作ってもらったロット手元に有るのは気に入った1本のみです、スローなアクションはゆったりと釣りを

楽しませてくれます。IMGP0566.jpg

,高やんの独り言其の7

今夜は、大好きな映画作品を・・・「いつも二人で」

オードリー・ヘップバーン”は、ジバンシーの衣装をスタイリッシュに着こなす「おしゃれ」の代名詞で、永遠の妖精のようなイメージの女優だと思います。

”ダサくて痛い女子大学生”なんて最もオードリーには似合わないように思えますが、そんな”らしからぬ”役柄を彼女が38歳の時に演じているのが「いつも二人で」という作品です。
 
「いつも二人で」は、イギリス人夫婦のマーク(アルバート・ファニー)とジョアンナ(オードリー・ヘップバーン)の出会いから離婚寸前の倦怠期までを、フランスを南下する夏のドライブ旅行を舞台に描いています。
このルートが当時のイギリス人にとってポピュラーなドライビングコースであったかは定かではありませんが、二人はこの映画の中で繰り返し同じ道をドライブすることになるのです。
「出会いのヒッチハイクの旅」「ポンコツ車での新婚旅行」「マークの元彼女の夫婦とその娘との旅行」「倦怠期のふたり旅」「子供との家族旅行」「離婚寸前の旅」と、さまざまな時代を描いているのですが、時間軸にに沿って話が進むわけではありません。
シーンごとに時間を遡ることは映画でよく使われる手法ですが、この映画ではワンショットごとに時間を飛び越えたりして、観客は「一体、今はいつの二人?」と、迷ってしまうような作りになっています。
 
映画の最初のシーンは、離婚寸前の冷えきった二人の関係を表すような台詞です。
結婚式を挙げたばかりのカップルを見て・・・ジョアンナ「あの二人、あまり幸せそうには見えないわ」マーク「それはそうだ・・・結婚したばかりなんだから」
繰り返される同じルートのドライブの旅で、二人は毎回の夫婦の関係の危機にぶつかり、皮肉なハプニングで関係の修復を繰り返していきます。
二人が学生の頃、建築家の卵だったマークは女学生の合唱グループと合流するのですが、グループの中で気になっているのは地味なジョアンナ(オードリー・ヘップバーン)ではなく、若い日のジャクリーン・ビセット演じるセクシーな女子学生なのです。
しかし、ジョアンナはマークにひと目惚れしてしまいます。
ダサイ風貌(セミロングに長いスカートにカーディガンという図書館女子風?)のジョアンナですが、実は好きな男をトコトン追いかける「隠れ肉食系女子」なのです。
ジョアンナ以外の女子大学生は水疱瘡になってしまい、マークとジョアンナの二人のヒッチハイク旅行となってしまいます。
マークはハッキリとジョアンナとの二人旅を拒絶するのですが、怯むことなくジョアンナはマークにアタックを繰り返します。
ことあるごとにマークは厳しい言葉でジョアンナの傷つけても、ジョアンナは皮肉やユーモアで切り返します。
その気のない男を相手に、はしゃぐジョアンナの姿は”痛い女”です・・・しかし、結果的にジョアンナは巧みな誘導(?)で、マークに突発的ににプロポーズをさせてしまうのです。(恐るべし隠れ肉食系女子!)
ジョアンナがマークに、出会っていきなりゾッコンなのが不可解なのところではあるのですが・・・「皮肉をぶつけ合える」ほど刺激的なパートナーがマークなのです。
マークは自分本位の男ではありますが、パスポートを忘れたり、プールに落ちたり、お茶目で憎めない男です。
最後の最後には「I LOVE YOU」と言って帰ってくる可愛い男だったりもします。
だから、ジョアンナは真面目で優しい男に惹かれても、結局マークに戻ってしまうのです。
年月が経つごとにマークは建築家として成功し、ふたりの生活は裕福になっていくのですが、彼のジョアンナに対する態度はますます冷ややかになっていきます。
比例するように、ジョアンナはますます苛々した、ファッションだけにはお金をかけたドレッシーな金持ち中年女になっていきます。
オードリーが演じてきたのは「マイ・フェア・レディ」に代表されるような”少女”が男性(それも、おじさま)に磨かれて、ハッピーエンドを迎える物語が多いですが、その後は二人の人生は語られることはありませんでした。
もしかすると、マークとジョアンナのような倦怠期を迎えた普通の夫婦になっていたのかも・・・しれません。
 
もしも、この映画が二人の出会いの「過去」から始まって、離婚寸前の「現在」へと、時間に沿って描いていたならば、気の重くなる退屈な話だったでしょう。
しかし、この映画ではマークとジョアンナがケンカしながら走っているジャガーの後ろを走っているポンコツ車の中に、愛し合っている新婚時代の若い二人の姿があったりします。
「いつも二人で」を監督したスタンリー・ドーネンは元々は振り付け師で、ジーン・ケリーのMGMミュージカルの監督であり、オードリーらしい魅力が満載の「パリの恋人」や「シャレード」も手掛けたテンポとセンスの良さで知られた監督です。
自由自在に時間軸をバラバラにして再構築したことで、二人は「過去」も「現在」も「その間の時代」も、同時に生きているかのように映画では描かれています。
マークとジョアンナが夫婦でいることの道のりは平坦ではないれど、確かに二人で同じ道を進んでいます・・・そして、それは同じ一本道を繰り返し何度も何度も進んでいるようなものなのかもしれません。
人生に”山”や”谷”はあれど「この道は、いつか来た道」・・・ということなのです。・ 。、
題/Two for the Road
1967年/イギリス
監督 : スタンリー・ドーネン
脚本 : フレドリック・ラファエル
出演 : オードリー・ヘプバーン、アルバート・フィニー、ジャクリーン・ビセット
音楽 : ヘンリー・マンシーニ 
 
ヘンリー・マンシーニの音楽がいんですよ、
Two For The Road – Henry Mancini  
dvd-1987.jpg

高やんの独り言其の6

独り言が続きまっせ。

  先日、仲のいいオヤジ3人「三馬鹿トリオ」で京都の竹林に佇む

高級料亭に出かけました、味もさることながら、ゆったりとした時間

を過ごせました、まあ3人とも昭和の庶民育ちなんで、その程度の

ことで十分に贅沢な気はします、所詮贅沢ごっこに過ぎない事も

十分承知の上だったんですが、最近はいくらか自由になる金額に

余裕が出来て趣味ザンマイの3人、若い頃にしてみれば望外な贅沢

に違いない、若い頃って一覧区上の装いしたい思ったもんです

エリートビジネスマンのふりをしたい、そのために潤沢ではない

可処分所得から無理をするのを厭わない若かりし頃の特権だった

ように思えます、僕のような世代になると無理をするのが、しんどく

なってしまうんですね、でも上限がそれ程の金額にならない趣味に

おいては、とんでもないレベルの趣味人を目指す事は出来なくは

ないわけで、日常社会と切り離された自転車趣味社会、勿論、

お父ちゃんのお小遣い相応に新規に始めるんでも数万円の

スポーツ車で十分と言う堅実派が大多数だと思うんですが、

ちょっと余裕が有れハイエンドに近い所まで何とかなるのが、

自転車趣味の微妙なところ、それは皆さんの立ち位置なんですね

どれぐらい根性入れられるかで、どんなレベルの自転車マニアに

なれるかが決まる、と言い換えられます、でも他人と比較しない方が

精神衛生上いいかと思います、あくまでも贅沢ごっこと思えるなら

面白いのでは~~~1024-768.jpg

高やんの独り言其の5

ゆっくり、ゆったりと。

  ロードが好きになったからいきなりチネリのベリーベストオブでもないでしょうし

ランドナーが好きになったからいきなりトーエーでオーダーでもないでしょう、

楽しみで読む小説もあまり早読してはもったいないのと同じで、せっかくじっくり

と楽しめる趣味と巡り会ったのだから枝葉末節まで楽しんで頂きたいし、

誰かの意見や雑誌の情報に惑わされることなく、自分の好きなものだけを

選んで頂きたいものです、リリパットレーンは、イギリスの実際にある建物の中でも有名なもの、趣のあるもの、ユーモアのあるものを忠実に再現して作っ 

楽しませてくれます、飾る角度を変えれば又違った趣を楽しめるように出来てます、

一台の自転車を味わい尽くすって言うのも実は中々手間の掛かること、用途別に揃えて行く前に

そっちのほうを経験して欲しいと思います。P1180923.jpg

高やんの独り言其の4

イタリアン・ハンドメイド、昔ながらの作り方を続ける、

コロンバスのスピリッツパイプ、あえて作り方を変えない

変える必要も見当たらない、こんなイタリア職人達、

これでええねん、何が不満なのって言ってるように

僕には思えます。イタリアン・テイストと呼ぶべきか

時代遅れと呼ぶべきか・・・・・ペンナローラのこだわり。1.JPG2.JPG4.JPG5.JPG6.JPG