2014年11月24日

カンパニョーロと共に~

トゥーリョは自転車の競技者であったのですが、実家であるカンパニョーロ家は作業場を持つ金物屋でした。そこで彼は自分の経験を生かし、自転車の部品の製造を開始する。これがカンパニョーロ社の創業の経緯です。

ドロミテにあるオーネクロス峠(クローチェ・ドーネ峠)のレースでの苦い経験から、レバー一つ捻るだけで車輪の着脱が出来るクイックレリーズ通称「クイック」を発明しました。

従来はハブボルトにネジを切り、エンドに蝶ナット(ウイングナット)で留めていたのだが、1925年11月に、23歳のトゥーリョが参戦したレースの上りにおいて、ホイール両側の歯数が異なるギアを入れ替えようにも峠で付着した泥が凍りつき、かじかんだ手ではナットが回らず、車輪を外せなかった経験によるもの。

社章は、クイックレバー付きの、翼が生えた車輪が盾の中に描かれたもの。「クイック」は現在ではスポーツ用自転車(特にロード用)には不可欠の装備となっています。またこの経験をしたオーネクロス峠の名は、のちにパーツセット「クローチェ・ダウネ(ドーネ)」に冠されました。

カンパニョーロは、トゥーリオ・カンパニョーロによって、1933年ヴィチェンツァに設立され、性能、技術革新、製品とサービスのクオリティといった3つの基本的なコンセプトに集中することで、その業績を伸ばしてきました。創設初期には、いまやレジェンドとなったジーノ・バルタリやファウスト・コッピらをビッグレースの勝利に導き、 共に優勝を味わったんですね、イノベーション、クオリティ、パフォーマンスの面でトップレベルにあるだけではなく、カンパニョーロ製品はデザインの面でもベンチマークになっています。このことは、イタリア・デザイン協会が選定する権威あるコンパッソ・ドーロ賞に、ヴェローチェ・グループセット、エルゴパワー・コントロール、シャマル・ハイ・プロファイル・ホイールが選ばれたことでも証明されています 、高級品のイメージが強いカンパニョーロ、現在はベローチェやアテナと言ったリーズナブルで使いやすいコンポーネントも有り身近な存在になりました。

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パリ・ルーベののメカを前にドヤ顔のトゥーリオ・カンパニョーロ   
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美しいと言う形容詞が似合うコルサ・レコルド  
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鉄レコ「初代レコード」です、ほとんどが鉄パーツで出来ていました、私の最初の出会いがこの鉄レコです。  
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そして、2015カンパニョーロの提案がこのコンポ

 

わたしにとってカンパと歩んだ歳月はおよそ40年!カンパの存在が無ければサイクルショップを営む事も無かったでしょう、これからも変わらずカンパニョーロと共に~~~皆さん宜しくお願い致します。

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