トゥ‐リオ・カンパニョーロ

687b6ec5.JPGカンパニョーロ(campagnolo)のブランドをご存知の方は多いはずです。トゥリオ、はイタリアのヴッチェツァに1901年金物屋の息子として誕生しました。彼は小学生の頃に自転車競技に目覚め1927年にレース初参加当時まだ変速システムも無くダブルコグのハブを反転させるシステムでした、しかもウィングナット(蝶ネジ)でした、ドロミテの雪の山中かじかむ指で思うように作業ができず、レース後、父親の作業場にこもりクイックレリーズのハブを開発1930年にパテント取得しました。その後1933年にカンパニョーロ社を設立、友人数人で始め、パーツ作りやレースでのメンテナンスほとんど一人でこなしていました、後に変速機の開発や多段フリーホイール取り付け可能なハブやチェーンホイールの制作その後1946年からファウスト,コッピを全面的サポート1949年ダブルツールを制覇し1950年にはパリ~ルーべにも優勝!その時の変速システムはカンピオ、コルサ(あの有名な変速機パリ~ルーべ)でした。グランスポルト、レコルド、ヌーボレコルド、スーパーレコルド、Cレコルド1980年代はシマノの追随を余技なくして、苦悩の日々でしたエルゴパワーの開発(この頃は息子のバレンチノにバトンタッチ)がシマノには追いつけず、思考錯誤の結果現在のエルゴパワー出来上がり、世界のカンパニョーロの地位を再構築。トゥリオの自転車競技生活が生み出した素晴らしいパーツ、私たちの自転車生活に多いに貢献しています。滋賀のカンパ生き字引 高南雅司でした。